のれんによく使われる生地をいくつかご紹介します。一般的には天竺などの木綿生地や麻生地がよく使われます。ご要望であれば生地サンプルをお送りすることも承りますので、ご気軽にご連絡ください。

木綿生地

多くの暖簾(のれん)は、木綿生地で作られています。何種類かあり、それぞれ特徴がございます。

名称 特徴 画像
天竺(てんじく) のれんによく使われる木綿生地です。
平織りのオーソドックスな生地です。
70cm、90cm、110cmなど生地巾も種類が豊富です。
天竺画像

10番天竺

通常の天竺よりも太い糸を使っています。
とても、しっかりした仕上がりになります。
平織りの生地で、暖簾以外にも使われます。
十番天竺画像
バンデン 太い糸を少し荒めに仕上げた生地です。
しっかり感とざっくり感の両方をもった仕上がりになります。
生地巾は約104cmなどがあります。
綿バンデン画像
シャークスキン 天竺より少し厚みのある素材感です。表面の凹凸により少し光沢感があります。
生地巾は約92cm、110cmが一般的です。
シャークスキン画像
シャンタン 横向きに筋が入っている生地です。
表情があり、上品な仕上がりになります。
生地は90cm巾などがあります。
シャンタン画像
葛城 綾織りの生地です。表面に斜めのラインが入るのが特徴です。
厚めのしっかりした仕上がりになります。
既製品の無地のれん、無地日除け幕はこちらの素材を使っています。
葛城画像
79A 厚地の木綿生地です。
しっかりしているので日除け暖簾などに使われます。
平織りの生地です。生地巾は70cm、100cmになります。
79A画像

麻生地

木綿以外では麻生地でのれんを作ることもできます。天然素材特有の織りがあり、風合いのある仕上がりになります。

名称 特徴 画像
天然素材のため、織りに表情があり、上品な雰囲気に仕上がります。 麻生地画像


店舗用のれんではポリエステル系の生地は使われませんが、販促用途などで簡易なのれんや、フルカラープリント暖簾が必要な場合にはポリエステルで作ることもできます。